LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは、米宝飾品大手ティファニーを162億ドル(1兆7000億円あまり)で買収する2019年11月の合意を撤回すると発表した。

合意撤回の理由の一つとして、同社宛に届いたフランス政府からの手紙を挙げている。手紙では、アメリカ政府がフランス製品に高額な関税を課す動きがあるため、買収を2021年1月まで延期することを検討してはどうかと求められていた。

宝飾業界最大の買収案件は、これで幕引きとなるか?既に買収履行を求めて提訴に踏み切っているとも伝えられるティファニーの反応が気になるところ。