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■宝石学の世界□□★□□
□□□□□□□□□□□□………………………………………………Vol.325-20080311

ご購読ありがとうございます。

▼ INDEX ………………………………………………………………………………………

1. 真珠科学研究所、パールトレーニング10時間セミナー4月のスケジュール発表
2. メレバンク・カフェ(14)ダイヤモンドの硬度
3. アンデシン(中性長石)
4. スリランカからの宝石便り 〜その6〜 ベリル

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2008年7月より、GGレジデンスプログラムの受講料が変更となります。
今なら、4月クラスへの入学が大変お得ですので、ぜひご検討下さい。

詳しくはGIA JAPAN(ジーアイエージャパン)東京・大阪各校までお問合せ下さい。

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1. 真珠科学研究所、パールトレーニング10時間セミナー4月のスケジュール発表

真珠科学研究所(台東区)が主催する【パールトレーニング10時間セミナー】
4月のスケジュールが発表された。開催日は4月16日、17日 。

このセミナーは、小売店がパール ジュエリーの販売を伸ばせるようにすることを
主眼としている。

講義は実習中心で、欠陥検査、鑑別検査、品質分析検査を学ぶ。特に品質分析の
技能の修得は“品質を重視した新しい切り口での真珠販売”を可能にするものと
なろう。

人気の高いこのセミナーは、サンプルとしても用いる真珠の数が限られているため、
定員が5名ということもあり、受講を希望してもなかなか適わないのが現状。4月
セミナー受講を希望する場合には、ホームページで公開されているキャンセル待ち
の登録をすることになる。

パンフレットの閲覧や申込み方法などの詳細は同校ホームページで見る事ができる。

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2. メレバンク・カフェ(14)ダイヤモンドの硬度 ∝∽∝∽∝∽∽∽∽∽∽∽∽∽

ダイヤモンドの硬度は10で地球上最も硬い物質であると言われます。これはモースの
硬度計というスケールに従った表現です。モース硬度は鉱物と鉱物をこすりつけて硬
度の大小を決めていますが、あくまでどちらが硬いかという相対的硬度を表している
に過ぎません。トパーズとコランダムの硬さとコランダムとダイヤモンドの硬さの差
はどれくらいかというとよくわからないのです。

これを絶対的数値で表すことができないかと考えて考案されたのがビッカース硬度や
ヌープ硬度です。ビッカース硬度はハードプラチナが一般のプラチナより硬いことを
説明する際よく使われており、絶対硬度計の中では最も著名ですが、主に地金の硬さ
に使用されるケースが多いので宝石での比較はヌープ硬度の方が適当と思われます。
モース硬度とヌープ硬度の比較をしてみます。

ウェブページに[モース硬度とヌープ硬度比較表]及び記事全文を掲載

佐野良彦
株式会社サノ・トレーディング
http://www.melee-bank.com/

メレバンク・カフェ バンクナンバー

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3. アンデシン中性長石)∝∽∝∽∝∽∽∽∽∽∝∽∝∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

アンデシン (Andesine) は、プレジオクレース(斜長石)の1種。

ホワイト、グレイ、レッド、レッド オレンジ、ピンクなどを呈する。1967年には
ジェイドに似たグリーンの塊状結晶がアンデシンと鑑別されたこともある。

2002年にコンゴで発見された赤色の透明結晶はアンデシンかラブラドライトなのか
判断が分かれたが、複数の研究機関による組成分析により50%に満たないアノー
サイト成分(カルシウム)が検出されたことでアンデシンと確認された。

・結晶系:三斜晶系
・化学組成:Na(70-50%)Ca(30-50%)(Al,Si)AlSi2O8
・屈折率:1.551-1.560
・モース硬度:5.5-6
・比重:2.56-2.69
・語源:
 アンデス山脈に因む。これは、アンデス山脈に多く産するアンデサイト
 (andesite、安山岩(あんざんがん))に含まれる長石(フェルドスパー)に
 アンデシンが多い為である。尚、アンデサイト、そして安山岩の名称もアンデス
 の地名に因んでいる。


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4.スリランカからの宝石便り 〜その6〜ベリル ∝∽∝∽∝∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

アクアマリンやエメラルドは同じ「ベリル」という鉱物に属します。また、ベリル
でもピンク色をしたものをモルガナイト、黄色いものはヘリオドールと呼ばれてい
ます。 同じ緑でも、薄い色(エメラルドとは緑を出す色の科学成分が違う)は、
グリーン・ベリルと呼ばれていますが、少しでも黄色かかった黄緑はヘリオドール
と呼ばれ、青みが強い緑をアクアマリンと呼ぶ場合もあります。また、無色のもの
はゴシュナイトといい、透明で輝きがありますが、あまり宝飾品として見かけるこ
とはありません。

スリランカでは、エメラルドやモルガナイトは産出されませんが、アクアマリンと
グリーン・ベリルを見つけることができます。スリランカで多く売られているアク
アマリンは、淡い水のような色です。濃い青を見かけることはありませんが、輝き
が強くさわやかな印象を与えてくれます。

さて、そんなアクアマリンをスリランカで買う時に気をつけなければならないこと
は、アクアマリンのルースのロット(10から30個の宝石がひとつの箱か袋に収
められている状態)の中に、トパーズが紛れている場合があることです。濃い青に
照射、熱処理されたブルー・トパーズは、一目で気がつきますが、同じような淡い
青色のものは、肉眼では判別がとても難しいです。これらはカラーフィルターで見
ると、アクアマリンは緑色に、ブルー・トパーズは無色に見えるので、おおまかな
判別には役立ちます。ただしこれで、絶対にアクアマリンだという判定にはならな
いので、さらにルーペか顕微鏡で内包物を確認するか、屈折計を活用する必要があ
ります。雨のような小さい線がいくつも入っているのがアクアマリンの特徴的な内
包物です(この内包物がない場合もあります)。

片山新子、FGA
最近、産地ラトゥナプラに行った経験も書き込んでいます。
「スリランカ宝石留学物語」http://plaza.rakuten.co.jp/gemgasuki
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※敬称を省略しました。

宝石鉱物小事典は国立国会図書館データベース(Dnavi)に収録されています。

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