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サーバの内部エラー

 

サーバの内部エラー
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メレバンク・カフェ(2) メレーという言葉はどこから来た?

 普段なにげなく使われているメレー、この言葉がどこから来たかご存知でしょうか?「メレー」は「ごちゃごちゃに混ぜ合わせる」という意味の「メレ」というフランス語が語源で、色々なサイズのダイヤモンド小粒石が混ざりあったロットを意味する言葉でした。「いろいろなものを混ぜる」というフランス語には「メランジェ」という言葉もあって、ここから出た「メランジ」という言葉がメレーよりも大きいサイズの混合ロットに使われていました。つまり、0.25ct以下の混合ロットが「メレー」、0.25ct以上の混合ロットが「メランジ」と呼ばれていたのです。ですから「メランジのメレー」という言い方は本来の意味からするとおかしいのですね。

 われわれの感覚からすると区切りが0.25ctというのは半端な数字のように思えますが、米国で25セントコイン(クオーター)があるように4分法に慣れ親しんだ欧米人には違和感のない区切りだったのでしょう。「メランジ」は今も「いろいろなサイズが混ざった」という意味で使われていますが、メレーという言葉はいつの間にか「混ざった」という意味を失って、ダイヤモンド小粒石全体を呼ぶ名称として使われるようになりました。ジュエリーの材料として主に複数石で使用される小粒カットダイヤモンドの総称が「メレー」です。

 ヨーロッパでは区切りの問題もあって0.25ct以下を「メレー」と呼ぶ人もまだいるのですが、メレーの大半は今ではインドで研磨されていますし、ジュエリーの消費量から言ってもとアジア全体の量が欧米を上回る現状では0.25ctで線を引く必要性はないでしょう。複数石より1個で使われることが多く、エンゲージリングとしての使用量が増えている0.2ct(1/5ct)の石はメレーからはずして、1/6ct以下を「メレー」とするのが妥当です。1/5ctのロットは0.18ctから0.23ctというのが世界的な分類法ですから、細かく言うと「メレー」は0.18ct以下ということになります。ただ、研磨国であるインドでは1/40ctから1/15ct(直径1.8mmから2.7mm)までをメレーと呼んでいます。メレーの中にまたメレーがあるというややこしい状況なのですが、現状では名称を変えて欲しい、とも言えないのでこれは広義のメレー(カットダイヤモンド小粒材料石)の中に狭義のメレー(1/40ctから1/15ctのサイズ)があると理解するしかないようです。

株式会社サノ・トレーディング
佐野良彦


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執筆者紹介

佐野良彦

株式会社サノ・トレーディング代表取締役。同社は明治15年(1882年)創業の欧米時計宝石販売佐野商店が発展した老舗ダイアモンド輸入卸。

企業理念には『宝飾文化人を目指す』と掲げる。

各種業界誌への寄稿多数。確かな見識でも知られる。


敬称を略しました。

 
 
メレバンク・カフェ
ジュエリーには欠かすことのできないダイアモンド メレーに関するコラムです。毎月2〜3回更新中!

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