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■宝石学の世界□□★□□
□□□□□□□□□□□□………………………………………………Vol.320-20080129

寒中お見舞い申し上げます
本年もよろしくお願いいたします。

▼ INDEX ………………………………………………………………………………………

1. GIA JAPANバーゼルフェアー視察ツアーの参加者募集
2. スリランカからの宝石便り 〜その3〜 クリソベリル
3. 1万4千年前の鞄にはビーズ・アクセサリーを作る道具が入っていた
4. ルーヴル美術館展「フランス宮廷の美」開催中 - 東京都美術館
5. デビアスの販売部門DTC、来春から2011年のサイトホルダーを決定

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1.GIA JAPANバーゼルフェアー視察ツアーの参加者募集 ∝∝∽∝∽∝∽∝∝∽∝∽∽

ジュエリー専門学校GIA JAPAN(ジーアイエージャパン)では、今年もバーゼル・
フェアの視察ツアーを企画し、2月15日まで参加者の募集を行っている。期間は
4月4日から9日まで。

スイス・バーゼルフェアーの正式名称はバーゼルワールド・ウォッチ&ジュエリー・
ショー(BASELWORLD THE WATCH AND JEWELLERY SHOW)で、2008年の会期は4月3日
から10日まで。

バーゼル・フェアーには東京ドーム12個分余りという広大な会場に2千社以上が
出展し、10万人を越える来訪者が集まる。

時計・宝飾の有名ブランド各社が最新作を発表するバーゼル・ワールドでは、今年の
ジュエリー業界のトレンドを見て取ることも出来る。

▼バーゼル・フェアー会場の様子を写した写真
http://weblog.gem-land.com/?p=56

▼詳細
http://www.giajpn.gr.jp/topics/basel.shtml


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2. スリランカからの宝石便り 〜その3〜 クリソベリル ∝∝∽∝∽∝∽∝∝∽∝∽

クリソベリルという名前は聞き慣れないかもしれませんが、これは鉱物名で、その中
でも宝石の真ん中に一条の光が現われるものを「キャッツアイ」、色変わりを見せる
ものを「アレキサンドライト」と呼び、大変に高級な宝石として扱われています。

スリランカではこのどちらの宝石も産出されますが、アレキサンドライトは、産出量
も少なく、特有のカラーチェンジも太陽の下では若草色、ライトの下では赤紫かラズ
ベリーの赤といった色変わりを見せます。残念ながら顕著に色が変わるものは少ない
です。もしはっきりカラーチェンジするものが店頭で売られていたとしても、

1.それは本当にスリランカ産なのか? 
2.カラーチェンジタイプの合成サファイアではないか? 
3.カラーチェンジガーネットではないか?(これも希少ではありますが)

といった点を疑ってしまいます。しかし、ブラジル産のような高級アレキサンドライ
トは大変高価な為、少しでもカラーチェンジのするスリランカ産が予算内で購入でき
るのであれば手にいれてみるのもいいのではないでしょうか。

スリランカのお店で、日本人観光客が熱心に勧められる宝石のひとつに、キャッツア
イがあります。猫目石として有名な宝石です。石の真ん中にひとつの光の帯が現われ
本物の猫の目のようでおもしろいです。クリソベリル・キャッツアイは細長い液体の
チューブ状の含有物が同じ方向に並んでおり、それをカボションにカットして上から
光をあてると、一条の光となって現われます。このことを「シャトヤンシー効果」と
呼びます。この効果はクリソベリルに限らず、クオーツやトルマリンなど、多くの宝
石にも見られますが、市場で、キャッツアイと単独で呼ばれる場合はこのクリソベリ
ルのことを指します。最高級品は蜂蜜の色をしており、過去に展示会で見たことがあ
りますが、深みのある茶色の宝石の真ん中にくっきり光が一条現われ、カラットも大
きかった為か威厳にみちた宝石でした。また、アップルグリーンと呼ばれる緑色も希
少性が高く、高級品として扱われています。もし、本当に良いキャッツアイをお探し
であれば、スリランカで見つけることができます。高級品ではないのですが、よく見
かける色に、うすい黄色、褐色した茶色のものがあります。1カラット未満の小さい
ものでも、目がはっきり現われ、値段も手頃ですし、若い人にも似合うジュエリーに
なるのではないでしょうか。余談ですが、先日クリソベリルに似たキャッツアイを見
つけました。10カラットほどあったのですが、値段が安く、一条の光がぼんやりと
しています。鑑別をしてみると、ジルコンでした。

アレキサンドライトにシャトヤンシー効果の現われる「アレキサンドライト・キャッ
ツアイ」というものがあります。(残念ながらまだ見たことがありませんが)

さて、高価なふたつの宝石を説明致しましたが、カラーチェンジもしないで、猫のよ
うな目もでないものを、そのままの鉱物名「クリソベリル」と呼びます。 色は緑、
黄色、茶色がかった黄色、黄金のような色があります。クリソベリルは硬度が8.5
とコランダム(サファイア・ルビー)に次ぐ硬さがあり、輝きが強く、大変魅力的な宝
石です。残念ながらスリランカ産のクリソベリルは鉄分を多く含んでいて、色がやや
褐色した感じのものが多いです。しかし中には美しいゴールドのような輝きのものも
あります。それぞれの色を比べてみると、微妙に色が違って味わいがあります。自分
の好みに合うものを探して、それを指輪にするととても印象の強いものが出来上がる
と思います。

個人のブログを楽天で書いています。宝石学の勉強やスリランカの生活など、どうぞ
覗きに来てください。

▽スリランカ宝石留学物語
http://plaza.rakuten.co.jp/gemgasuki

片山 新子 FGA

▼片山さんへのお便りはこちらからコメントをつけると届きます。
http://weblog.gem-land.com/?p=53


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3. 1万4千年前の鞄にはビーズ・アクセサリーを作る道具が入っていた ∽∽∝∽∽

メルボルンにあるラトローブ大学の研究者がこのほど公開した1万4千年前のものと
思われる鞄には、ビーズ・アクセサリーを作る道具が入っていた。

ビーズの材料はガゼルの足先の骨。

鞄は獣皮もしくは小枝で作られており、肩掛け式と推定され、ヨルダンで発見された
もの。

写真※はディスカバリーニュースのこちらのページで公開されている。左上に写って
いるのがガゼルの足先の骨。

身を飾る意味での装身具は、生活に余裕がないと作られないと考えられる。1万4千
年前のヨルダンの人々の生活は我々が想像するよりも豊かであったか、あるいはガゼ
ルの骨のビーズが呪術的な目的で用いられる生活に必須のアイテムであったかのいず
れかと思われる。

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4. ルーヴル美術館展 「フランス宮廷の美」開催中 - 東京都美術館 ∝∽∝∝∽∝∽


上野の東京都美術館(東京都台東区上野公園8−36)でルーヴル美術館展「フラン
ス宮廷の美」が開催されている。日仏交流150周年である本年幕開けに相応しい華
やかな展示だ。

この企画展ではフランス歴代宮廷で最も洗練された文化が花開いた、ルイ15世、ルイ
16世の時代のサロンを彩ったマリー・アントワネットらが特別に作らせたジュエリー
・装身具などが公開される。また横浜在住者にはなじみ深い、パン屋のポンパドウル
の名前の由来であるポンパドゥール夫人が好んだ繊細な金銀細工など、日本初公開の
工芸品も数多い。

会期は4月6日まで。4月26日から7月6日は神戸市立博物館に巡回展示される。


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5. デビアスの販売部門DTC、来春から2011年のサイトホルダーを決定 ∽∽∽∽∽

Antwerp Facetsによると、デビアスの販売部門であるDTC(ダイヤモンド・
トレーディング・カンパニー)は、2008年3月31日から2011年3月31日の契約期間とな
サイトホルダーを決定した。

新たなサイトホルダーは75社で、現在の93社から大幅に減少している。

カナダ、ノースウェスト準州のアースラニアン カッティング ワークスが入ってい
るのも目を引く。同社はカナダ産の産地証明(※2)付きダイアモンドを研磨してい
る。日本では食品の偽装表記に関するニュースが数多く見られるが、カナダ産と他国
産のダイヤモンド原石を同時にカットしているとなると、カナダ産の証明に疑問が付
きはしないだろか。

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※敬称を省略しました。

宝石鉱物小事典は国立国会図書館データベース(Dnavi)に収録されています。

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