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サーバの内部エラー

 

サーバの内部エラー
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■宝石学の世界□□★□□
□□□□□□□□□□□□………………………………………………Vol.304-20070711

ご購読ありがとうございます。来週休刊します。次号は7/24の発行予定です。

▼ INDEX ………………………………………………………………………………………

1. 宝飾業界には「神風」が吹いている!? by 高村秀三
2. ジュエリーニュース - アルロサ ダイアモンド オークション売上げは約56億円
3. パーセルやフルートとは

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1. 宝飾業界には「神風」が吹いている!? by 高村秀三 ∽∽∝∽∝∝∽∽∝∽∝∝

ジュエリー業界にはいま「神風」が吹いている。

こんなことを言うと、逆風こそ吹いていても、神風などどこに吹いているのか、と
訝る方がほとんどかもしれない。しかし、明らかにいま、日本のジュエリー業界には
神風が吹いている。

その神風とは、では何を指しているのか。

第一にそれは、金・プラチナ価格の高騰である。

それが神風?地金価格が上がって、製品開発や販売を難しくしているだけではないか
と大方の人は言われるだろう。しかし、明らかにこれは神風と呼べるものだ。

何故か。

それは、この地金価格の高騰を活用することで、日本のジュエリー業界が、確実に
新しい次元にステップアップすることが出来るからである。

現在のジュエリー・ビジネスの延長に、自分たちの明るい未来はない。 これは、
メーカー、卸、小売を問わず、業界関係者のほとんどが昨今抱いている感慨ではない
だろうか。いくら素晴らしい製品を作っても期待値の半分も売れない。店頭にお客は
来てくれない。 そこで展示会に頼っていたら、ショッピングローンの規制でお客が
買えなくなってしまった…。言ってみれば八方塞がりである。

こうなっている理由にはいくつかあるが、最大の理由のひとつは、平均14.1個にも達
している日本人女性の平均ジュエリー保有個数である(矢野経済研究所調べ)。平均
でこれだから、持っている人であれば20個や30個は持っていることになり、この累積
した保有個数が新規需要の足枷になっていることは否定できない。 ここをなんとか
しなければいけないということで、リペアやリフォームを切り口に攻めて、ある程度
成果を収めている宝飾店も増えてきてはいる。

しかし、これだけでは不十分である。もっとストレートな攻め方が必要であり、それ
がジュエリーのリサイクル・サービスだ。お客の使っていないジュエリーを買取り、
現金化するサービスである。このジュエリー・リサイクルに取り組む会社も最近増え
てはいるが、中核となっている会社はほとんどが異業種で、宝飾店で実施していると
ころはまだまだ少ない。

何故宝飾店で取り組むところが少ないのか。

その最大理由は、売った値段と買取りや下取りの値段のギャップが大きく、お客の
失望を買うのではないかと宝飾店が恐れているからだ。確かに、2〜3年前までだった
ら、そういう危惧も当っていた。ほとんどの質屋やリサイクル・ショップでも、とく
にそれが色石のジュエリーであれば、ある程度の品質のものであっても、良くて買っ
た値段の1掛程度で、ほとんどは地金の評価しかしてくれなかった。いまでも、そう
いう評価の仕方自体は変わっていないのだが、大きく変わったポイントがある。

それが、地金価格の高騰である。 地金価格が上がったことで、それもこの2〜3年で
2倍近く値上がりしたことで、同じ計算方法でもある程度の価格提示が出来るように
なってきた。「買った値段からすればまだ安いけれども、十分愉しませてもらったし
こういう値段だったら売ってもいい」とお客にある程度納得してもらえる価格が、い
まなら提示出来るようになってきたのである。

これこそ神風である。 お客のある程度の納得感を引き出しながら、お客が退蔵し、
それがために新しいジュエリーになかなか手を出してくれなかった理由を取り除ける
いまが最大のチャンスなのである。 それらを引き取りながら、これまでとは違う、
明確な価値がある品物を買ってもらう(つまり、これまでは、いざ手離したときに
ちゃんと評価される品物をあまり売ってこなかったということ)、最大で、もしか
するとこれが最後かもしれない、宝飾店が新しいステージへ脱皮するチャンスがいま
訪れているのだ。

この地金価格の高騰を追い風として、ジュエリーのリサイクルに取り組む宝飾店が
もっと増えなければいけない。

ただし、ジュエリーのリサイクルにはいくつかのリスクもあり、ノウハウも必要だ。
最終的な引取り会社との連携も重要であり、闇雲にスタート出来る商売ではない。

そこでこの度「宝飾店のためのジュエリー・リサイクル・マニュアル」を発行し、
これからリサイクル・サービスを始めようとする宝飾店の参考に供することにした。
すでに始めている宝飾店にも、ある程度参考になると思うので、一読していただけ
れば幸いである。

ジェイエム・ネットワーク 代表 高村秀三

タイトル:「宝飾店のためのジュエリー・リサイクル・マニュアル」
判形  :B5判、100ページ
発行  :ジェイエム・ネットワーク
定価  :2,000円(税込み)
発売  :柏書店松原

▼柏書店のオンラインショップでお求め頂けます
http://www.gem-land.com/kashiwa-books/recycle.shtml

▼高村先生の他の著作は、以下のページから[高村]で検索すると見つかります。
http://www.gem-land.com/kashiwa-books/


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2. ジュエリーニュース - アルロサ ダイアモンド オークション売上げは約56億円

アントワープ・ファセット・ニュース・サービス(AFNS)によると、アルロサ(Alrosa)
※は今回で22回目となるスペシャル・サイズ(※2)のダイアモンドのオークショ
ンを開催し、合計21,000キャラット分となる165のパーセル(※3)を約56億円
で販売した。

販売された最大のダイアモンドは135.46キャラットで、15石が50キャラットを越え
た。

参加したのはロシア、イスラエル、ベルギー、インド、アラブ首長国連邦、アメリカ
レバノンの62社。大型の石があるので落札金額は各社によって開きが大きく一概に
は平均できないだろうが、あえて記せば1社あたり約9千万円の購入金額だった。

※2:スペシャル・サイズ
10.8キャラット以上のダイアモンド原石。元々はデビアスが“スペシャル”として使
い始めた用語だが、アルロサもそれを踏襲している。デビアスはサイトと呼ぶ原石販
売会で、参加者から特別の希望が無い限りパーセル(実際には箱。靴箱程度という)
には10.8キャラット以上のダイアモンド原石は入れないことで知られている。

※3:パーセル
後段の[パーセルやフルートとは]参照


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3. パーセルやフルートとは ∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽∽∽∽∽∝∽∝∽∽∽∽∽

英語でパーセル(parcel)は包みを表し小包なども意味するが、ジュエリー業界では
宝石の単位としてパーセルという用語を用いる事がある。

これは、宝石をパーセルペーパーと呼ぶタトー紙に包んで取引することが多いため。

大きさは5X10cm弱程度が一般的。縦方向に観音折り、横方向に折りたたんで使用
する。

宝石が入ったパーセルを取り扱う際にはちょっとしたコツがいる。開ける際には宝石
がどこにあるかをパーセルを保持する方の手の親指で紙越しに確認することと、ペー
パーを全て開けきらずに意図した場所に宝石を出すことだ。価格交渉が必要な場でま
ごまごと開けると足下を見られるし、うかつに開けると石をあらぬ場所に出してしま
うから注意したい(※)。

ダイアモンドのパーセルでは用紙は一般に2重。外側がパーセル ペーパーで内側は
フルートと呼ぶ別のパラフィン紙(グラシン紙)。パーセル ペーパーは通常白色不
透明だが、フルートの色はライト ブルーが一般的ながら各色あり、中に入れたダイ
アモンドの特徴に合わせて、色目等を良く見せるための工夫を凝らす(※)。

※:パーセルの開け方

※:フルートとダイアモンドの関係は

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※敬称を省略しました。

宝石鉱物小事典は国立国会図書館データベース(Dnavi)に収録されています。

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