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アクアマリンに対する処理

現在、流通しているアクアマリンは染色「着色」加工されたものなのでしょうか。

20キャラット程度の大きな石でも色ムラがなく、美しい色合いが均質に保たれています。どの石も同じようなアクア色です。染色加工されていると解釈した方が良いかと思っていますが・・・・・。

20年ほど前にアクアの色が抜けて透明石になってしまって困ったことがあるのですが、それも染色が原因なのでしょうか。


アクアマリンの色は、熱処理(250〜500℃。鉱山によっては700℃)に因る場合がほとんどです。アクアマリンの原石は、普通黄色味あるいは緑味を帯びたブルーですが、熱により黄色味を除去し、あのアクアマリンの色目にしております。

染色処理が施された透明な結晶は、石を光に透かして見ると石全体に染色に因る色だまりが観察できますので、肉眼で検知できます。これは、透明結晶には染料が染み込んでゆかない為(*1)、熱し、急速に冷やすことでつくられたヒビの中に染料が入り込んでいるためです。

(*1)青の絵の具を水に溶いた中にガラスを入れても染まりませんが、スポンジや紙なら染めることが出来るのと同じです。アクアマリンはそのままでは染めることが出来ませんが、カルセドニーや翡翠の様に、多くの結晶が集まって形作られている物質ならばヒビを作らなくても染色できます。

>> アクアマリンの性質変性について

                      

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