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アクアマリンの性質変性について

キャリア35年の宝飾品加工職人です。熱処理によって、アクアマリンの特性が変化するということはあるのでしょうか。最近のアクアマリンはやたら柔らかい感じです。サンゴは鉱物でないのに鉱物の感じがしますが、アクアマリンは鉱物でありながら鉱物の感じがしにくいものです。ヤスリの背で簡単にキズが入ってしまうことがあり、そのキズの入り具合がコハクと似たような感じさえします。20・30年前のアクアとは違う石のような気がします。もちろん、これは私の錯覚かもしれません。

報告を耳にしたことはございませんが、35年間のご経験に基づいたご意見です。これは事実であろうと思います。

結晶の構造は、熱、圧力、除冷条件によって変化し、この変化は靱性に影響を与えます。したがって、熱処理により特性が変化する事は、あり得ます。

アクアマリンに対する熱処理は、30年前にも行われていました。当時はお感じにならなかった「柔らかい感じ」を最近は感じるということは、次のような事が推測できると思います。

  • 近年、従来とは異なった熱処理方法が多く用いられる様になった。
  • この処理法はアクアマリンの耐久性に影響を与える。
  • 従来との相違点には、恐らくより早い除冷速度が含まれる。

>> アクアマリンに対する処理

                      


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