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GIA新しい色石用カラーマスター導入か サーバの内部エラー

 

サーバの内部エラー
サーバの内部でエラーまたは設定上の問題が発生したため、リクエストを処理できませんでした。このディレクトリへの CGI アクセスが有効にされているかどうか、サーバの管理者にご確認ください。

ジェムウィザード社(イスラエル)は、同社の開発したソフトウェアがGIAのカラード ストーン コースで今年後半から導入される予定であると発表した。 これは、一般的なパソコン用モニタでカラード ストーンの色を再現するシステムであるという。
 
GIAではGGプログラムを構成するカラード ストーン コースにてカラード ストーンのグレーディング(評価)技術を教えている。そこで伝授される技術は多岐に渡るが、最も重視されているのは、色石最大の価値決定要因である、色の判断方法だ。
 
このコースにおいては、宝石の色が31の色相、7段階の明度レベル、6段階の彩度レベルのいずれかに当てはまるかを判断した後、その推定を比較用サンプルと比べる事でより実際に近づけるという方法を採っており、かなり一貫性の高い判断が可能である。比較用サンプルとして現在はファセット カット状に加工された特殊な有色樹脂を用いている。ジェムウィザード社開発したシステムは、この樹脂サンプルに代わって利用されるものと思われる。
 
ごく僅かで微妙な色の違いが大きな価格の差に繋がる特品のルビー、サファイア、エメラルドなどは技術がいかに進歩しても実際に石を見ることなしに取り引きをする事は不可能だろう。しかしながら、材料物と云えるようなコマーシャルグレードの石、あるいはアメシストなどの廉価な石ならば、統一された色表現によって宝石を実際に見ることなく色を伝達し、取り引きすることは可能だし需要も多いだろう。
 
それにも関わらずGIAのカラード ストーン グレーディング システムが、同じくGIAの提唱したダイアモンドに於ける4Cの様に普及しないのは、購入者側が比較用サンプルを保持しない限りグレーディングされた色石のカラーが事実上伝わらないという点に有ると思う。樹脂に代わる比較用サンプルとしては、日本の大手合成石メーカーが合成石を提供するという話が数年前に出ていたが、今回の発表から想像するにそちらは保留、あるいは不調に終わったようだ。その背景には従来の樹脂サンプルよりも高価になるであろう合成石サンプルでは、より一層購入者側でサンプルを保持することが適わなくなるという側面もあったかと推定する。
 
モニタごとに色が微妙に異なる点をどのように克服するか、また立体である宝石の色表現をいかにリアルに近づけるかなど今回のシステムの課題は多いと想像するが、比較用サンプルと違い、事実上誰にでもグレーディングされた色の再現が可能になるであろう今回のシステムの出来が楽しみだ。
                      


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