ブラッド・ダイヤモンド

不法に採取・取引され、反政府勢力の武器購入に充てられるダイヤモンドを指す。中央および西部アフリカで特に顕在化しているが、紛争ダイアモンド問題によって紛争・内戦が長期化する。またテロリスト・グループが不法なダイアモンド取引を介してマネーロンダリングを行うという報告もある。紛争ダイアモンド、コンフリクト・ダイアモンドともいう。

紛争ダイアモンド問題は２０００年のＧ８宮崎イニシアティブでも指摘され、その流れを受け２００２年１１月５日に５２ヵ国（当時。2006年現在６９ヵ国）の政府によってキンバリー・プロセスと呼ぶダイヤモンドの国際的な認証制度が締結・採択され、２００３年１月より実施されるに至った。

紛争ダイヤモンド問題を取り上げた映画としては、レオナルド・ディカプリオが主演をし、２００６年１２月８日より全米で公開された映画“ブラッド・ダイヤモンド”や、ニコラス・ケイジが主演をした“ロード・オブ・ウォー”などがある。