▼ INDEX 1. ウォーターメロン トルマリン 2. トルマリンいろいろ 3. 宝石学Q&A …………………………………………………………………………………… ==広告================================== ■────────────宝飾専門検索&Eコマース────────────■ ■──────────────【ジェム−ランド】─────────────■ ■─────────★☆ http://www.gem-land.com/ ☆★─────────■ ■■━━━━━━━━━━━━━加盟店様募集中━━━━━━━━━━━━━━■■ ====================================== ◆1. ウォーターメロントルマリン ∝∝∝∝∝∝∽∝∝∝∝∝∝∝∝∽ スイカが美味しい季節にはちょっと早いけれど、今回は、ウォーター メロン(スイカ)トルマリンをご紹介します。 赤、青、黄、緑など、色々な色で発見される事のあるのがトルマリンの 特徴。ピンクは10月の誕生石ですから、この宝石をご存じの方は多い かもしれません。 ある種のトルマリンは、中心がピンクで、縁が緑。そう、まさにスイカ の配色ですので、その名もズバリ、ウォーターメロンと呼ばれています。 イヤリングなどに使用すると、ちょっと個性的な装身具になるのではな いでしょうか? ▼ ウォーターメロンの写真は[最近の更新項目]より ▼ http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/ ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆2. トルマリンいろいろ ∝∝∝∝∝∝∽∝∝∝∝∝∝∝∝∽∝∝∝∝ ◇アクロアイト:無色のトルマリン ◇インディコライト:青を主要色とするトルマリン ◇クロム トルマリン:  色因の実際に因らず、強い緑色を示すトルマリンを指す ◇ショール:黒いトルマリンを指す ◇ドラバイト:黄、オレンジのトルマリン ◇バーデライト:緑を主要色とするトルマリン ◇パライバ:とても鮮やかな青、緑のトルマリン ◇リディコタイト:  中心から放射状に3本の色帯があるトルマリン。ベンツのエンブレム  を思わせるので、ヨーロッパではメルセデスと呼ばれる事もある(私  は行ったことのない、ヤナセのショールームにはこの結晶がおいてあ  るらしい) ◇ルベライト:ピンク、パープルのトルマリン ▼ 詳細は、[最近の更新項目]の[トルマリン]より ▼ http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/ ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆3. 宝石学Q&A ∽∽∝∽∝∽∽∝∽∽∽∝∽∽∽∝∽∽∝∽∝∽∽ Q: ジュエリーメーカーデザイン室ご勤務 ルチルクォーツを宝飾品に加工する過程でツヤが消えてしまうことがあ ります。 考えられるのは超音波洗浄ではないかと思うのですが・・・。 お心当たりのことがありましたら教えてください。 A: ツヤが消えてしまった状態を拝見しないと確かな事は申せませんが、次 のような事が可能性としてあるかと推察します。 ◇可能性1: 加工の過程で、ルチル結晶の、クオーツの表面に達している部分がアン ダーカッティングされてしまい、無数のアンダーカッティングによる微 細な孔がツヤが無くなった原因となっている。ツヤが無くなるのは、無 数の孔により表面が、やや大げさに云えば凸凹になった為。 アンダーカッティングとは、耐久性の異なる鉱物が混在している宝石の 加工中に生じるものです。ルチルのニードルはクオーツと比べ耐久性に 劣るので、表面に達している部分が僅かに内側に欠けるため、孔ができ やすいということが出来ます。 ◇可能性2: ルチレイテッド クオーツが処理されていた場合。 アンダーカッティングによる孔を無色の合成樹脂等でふさいでいた場合、 それが加工の過程でとれてしまい、結果として無数の孔があることにな り、ツヤが無くなって見える。 繰り返しとなりますが、上記はいずれも推察です。ツヤのある石と無く なった石、双方の表面を、蛍光灯の近くで観察し、違いを確認すること で理由を突き止めることが出来るのではないでしょうか? 類似のご経験をなさった方、他の原因をご存じ、あるいはご推定いただ ける方、ご連絡、ご意見をお待ちしております。 mailto:ofukumot@yk.rim.or.jp ▼ ルチルクオーツの写真はこちら ▼ http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/gem_encyclopedia/sa/sagenite.html ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ …………………………………………………………………………………… ■ご意見、ご感想、ご質問などお待ちしています!  宛先: 福本 修 mailto:ofukumot@yk.rim.or.jp  ご意見などは、極力紙面に反映させます。  ご連絡いただいた内容は、特におことわりを頂かない限り、弊誌上で  編集の上紹介させていただく場合がございます。お名前、mailアドレ  スは、特にご希望が無い限り掲載しませんが、お名前を添えてのご連  絡を希望いたします。名前を名乗らずコミュニケーションを図るのは  奇異な気がするのです。ニックネームも合わせてお書きいただいた場  合には、そちらは掲載いたします。 …………………………………………………………………………………… ■[宝石学の世界] 29号 2000/05/02 ■Web site  http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/ ■配信システム:『まぐまぐ』 ( http://www.mag2.com/ ) ■まぐまぐID:0000017866 ■受信アドレスの変更:旧アドレスは[購読解除]ページよりキャンセル  をしていただき、新アドレスをホームページより新規申し込みとして  ご入力下さい。 ■購読解除  http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/mag_cancel.html ■発行人:福本 修  mailto:ofukumot@yk.rim.or.jp ■(C)Copyright 2000 by Osamu FUKUMOTO. All Rights Reserved. ■記事を許可なく転載することを禁じます。 ……………………………………………………………………………………