[宝石学の世界]--Vol.250-20060221 1. メレバンク・カフェ(2) - メレーという言葉はどこから来た? 2. SSEF : スイス ジェモロジカル インスティチュート  3. ジュエリー関連の新刊図書情報 4. ジュエリーニュース - サザビーズ、7.14cts, D, IFのダイア約5200万円で落札 5. ジュエリーニュース - サザビーズ、サファイアとダイアリング約5200万円で落札 ====PR:================================================================ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞        ☆宝飾専門電子商店街 あります!素敵なジュエリーや専門図書 ★ジェムランド★☆ WWW.GEM-LAND.COM ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ http://www.gem-land.com/ 。o○。○o無料のリフォーム相談実施中o ○。○ ========================================================================== ☆∽∝∽∽★∝∽∽∝∽∝☆∝∽∽∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ 1. メレバンク・カフェ(2) - メレーという言葉はどこから来た? ∝∝∽∝∽∽∽ 普段なにげなく使われているメレー、この言葉がどこから来たかご存知でしょうか? 「メレー」は「ごちゃごちゃに混ぜ合わせる」という意味の「メレ」というフランス 語が語源で、色々なサイズのダイヤモンド小粒石が混ざりあったロットを意味する言 葉でした。 「いろいろなものを混ぜる」というフランス語には「メランジェ」とい う言葉もあって、ここから出た「メランジ」という言葉がメレーよりも大きいサイズ の混合ロットに使われていました。 つまり、0.25ct以下の混合ロットが「メレー」 0.25ct以上の混合ロットが「メランジ」と呼ばれていたのです。ですから「メランジ のメレー」という言い方は本来の意味からするとおかしいのですね。 われわれの感覚からすると区切りが0.25ctというのは半端な数字のように思えますが 米国で25セントコイン(クオーター)があるように4分法に慣れ親しんだ欧米人には 違和感のない区切りだったのでしょう。「メランジ」は今も「いろいろなサイズが混 ざった」という意味で使われていますが、メレーという言葉はいつの間にか「混ざっ た」という意味を失って、ダイヤモンド小粒石全体を呼ぶ名称として使われるように なりました。ジュエリーの材料として主に複数石で使用される小粒カットダイヤモン ドの総称が「メレー」です。 ヨーロッパでは区切りの問題もあって0.25ct以下を「メレー」と呼ぶ人もまだいるの ですが、メレーの大半は今ではインドで研磨されていますし、ジュエリーの消費量か ら言ってもとアジア全体の量が欧米を上回る現状では0.25ctで線を引く必要性はない でしょう。複数石より1個で使われることが多く、エンゲージリングとしての使用量 が増えている0.2ct(1/5ct)の石はメレーからはずして、1/6ct以下を「メレー」と するのが妥当です。 1/5ctのロットは....後略。記事全文は以下のページに掲載。 http://www.gem-land.com/column/meleebankcafe2.shtml by 佐野良彦 株式会社サノ・トレーディング http://www.melee-bank.com/ ☆∽∝∽∽★∝∽∽∝∽∝☆∝∽∽∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ 2. SSEF : スイス・ジェモロジカル・インスティチュート∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∽ 大手オークション ハウスに出品されるカラード ストーンには宝石鑑別書が添付さ れている事が多い。 数百万、数千万円といった価格で落札される事もある宝石が何 であるのか、また場合によっては処理の有無や産地まで証するのだから、それらのレ ポートを発行する機関の責任は重い。 そのような重責を担っている宝石学研究機関のひとつがSSEF(スイス・ジェモロジカ ル・インスティチュート)である。今回はSSEFの概要をまとめてみた。 ▼詳細は以下のページ、最新の更新項目より http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot ☆∽∝∽∽★∝∽∽∝∽∝☆∝∽∽∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ 3. ジュエリー関連の新刊図書情報 ∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝ ●ジェム&ジェモロジー2005年夏号(日本語版、英語版セット) 英語版GIA発行 日本語版GIA JAPAN発行 4,725円 ▽主な項目 ジェムズ&ジェモロジーを支える専門家:選考委員 天然色イエロー ダイアモンドの特徴調査とグレーディング ザンビア、カフブ地方産エメラルド マウント マイカ―メイン州の宝石品質トルマリン産出の復活 ラボ ノート ジェム ニュース インターナショナル 書評  宝石学文献摘要 最終ページ:レンズの向こう側 など ▼ご購入はこちらから http://www.gem-land.com/giajpn/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●ジュエリー貿易マニュアル2006 JTC編 桃沢敏幸監修 柏書店松原刊 ISBN4-87790-063-2 B5判 162頁 340g 定価2,100円(税込) ☆読みどころ:海を跨ぐ貿易取引がその手続面、法律面等で時代と共に極めて流動的 であるのは言うまでもない。 宝石・宝飾品貿易もその例外でなく、各国展示会相互 出展機会増大も相俟って、貿易知識はますます重要となっている。今日の“常識”が 明日は”非常識”になるジュエリートレードに於いて、情報updatingは業界人の必須 項目だ。本書が年鑑書(年1回刊)であるのはそのためである。 ▼ご購入はこちらから http://www.gem-land.com/kashiwa-books/ ☆∽∝∽∽★∝∽∽∝∽∝☆∝∽∽∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ 4. ジュエリーニュース - サザビーズ、7.14cts, D, IFのダイア約5200万円で落札∝ 14日スイスのサンモリッツで開催されたサザビーズ オークション[MAGNIFICENT JEWELS]では、7.14ctsDカラー、インターナリーフローレス(IF)のダイアモンド が約5200万円で落札された。 ダイヤモンドはラウンド ブリリアント カットでプラチナ枠に留めれていた。 ▼当該ネックレスの写真へのリンク掲載ページ http://www.gem-land.com/news/060214sothebysresult2.shtml ☆∽∝∽∽★∝∽∽∝∽∝☆∝∽∽∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ 5. ジュエリーニュース - サザビーズ、サファイアとダイアリング約5200万円で落札 前述のサザビーズ オークションでは、サファイアとダイアモンドを用いたイアリン グがやはり約5200万円で落札された。 それぞれにピースにはオーバルとペア シェープのサファイアが各1石ずつ用いられ ており、ペア シェープを用いた部分は取り外し可能。オーバルのサイズは18.27と 19.62キャラット、ペアは25.14と25.65キャラット。4石中の3石はSSEF(スイス ジェモロジカル インスティチュート: Swiss Gemmological Institute)による ビルマ産の産地であること、また熱処理を示す痕跡がないという証明書が添付されて いる。 ▼当該ネックレスの写真へのリンク掲載ページ http://www.gem-land.com/news/060214sothebysresult3.shtml ☆∽∝∽∽★∝∽∽∝∽∝☆∝∽∽∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ※敬称を省略しました。 宝石に関するご質問や弊紙に対するご希望などをお寄せ下さい。 http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/otayori.html ※ただし、画像をお送り頂いても宝石鑑別はできませんのでご遠慮下さい。 ====★宝飾業界関係者様★=========☆発行人の会社が運営しています☆=========== インターネット上の業者証、もうご取得ですか? ▼ 無料の業者証『ジュエリートレード・ロックID』のご申請はこちらです。 http://jtls.net/about_id.html ▲ 複数のジュエリー業界B2Bサイトに共通のID&パスワードでアクセス可能 空枠、ジュエリーケース、地金製品、シェルカメオなどの仕入れが出来ます。 ============================================================================ ■まぐまぐID:0000017866 (一部の読者にはまぐまぐ様を経由せずに配信) ■受信アドレスの変更:旧アドレスは[購読解除]ページよりキャンセルをして頂き、  新アドレスをホームページより新規申込みとしてご入力下さい。 ■購読解除   ■発行人:福本 修 ■(C)Copyright 2006 by Osamu FUKUMOTO. All Rights Reserved. ■記事を許可なく転載することを禁じます。