1. ご投稿記事 - ジュエリーの三大ブランドとは?に関して - 2. 宝石学Q&A - ルベライトについて - …………………………………………………………………………………… ◆ 1. ご投稿記事 - ジュエリーの三大ブランドとは? に関して -∝∽ 前号掲載した 『宝石学Q&A - ジュエリーの三大ブランドとは? -』に関して拝領 したご意見2件を紹介いたします。 1件目ここから−−−−− ☆1780年 Chaumet ショーメ ☆1780年 Mauboussin モーブッサン ☆1847年 Cartier カルティエ 年代順に並べると上記のようになります。 その中でもカルティエは 宝石商ルイ・フランソワ・カルティエがパリのモントルゲイユ街にアト リエを開いたのが始まりで、1904年イギリス王室をはじめ、モナコ 公国、スペイン、ポルトガル、ロシア、ベルギー、ルーマニア、エジプ トなどの王室ご用達となり有名な言葉に 「宝石商の王であるが故に、王室の宝石商」 とイギリス国王エドワード7世の述べた言葉があります。 まさにお答えになっている基準として考えられる例の中の「格式」に あたるかと思います。 ☆1858年 Boucheron ブシュロン  グラン・サンク(世界5大宝飾店)のひとつとして  パリのヴァンドーム広場に店を構えるブシュロン。  創業以来、顧客にはエリザベス女王などの王侯から  エリザベステーラー、ソフィアローレンなどの映画界のスターがいる。 ☆1860年 Chopard ショパール ☆1874年 ピアジェ ☆1906年 Van cleef & Arpels ヴァン・クリーフア−ペル なども捨てがたいです! 特にヴァンクリーフアーベル」が1933年に発表した 「ミステリーセッティング」は宝飾界にもたらせた影響 (衝撃とも言える!)は大変なものだと思います。 個人的な好みとしてパリのヴァンドーム広場にあるMellerio di Mele メレリオディメレ も捨てがたいです。 余談ですが、イタリアではブルガリよりブチェラッティの細工を好むと の事ですが・・ (真実かどうかは定かではありませんが私個人としてはブチェラッティ の細工の方が好きですが・・) あとは、、、あいまいな表現になってしまいますが 個人的主観なのかなと思います。 私のHPの中にアンティークというコンテンツがあります、その中に ブランドの歴史と言う個所があります。 まだ未完成ですがもし参考になれば、、どうぞご覧くださいませ。 ♪♪☆☆☆♪♪   http://www.enoch.jp 株式会社 エノク ミュージアム コレクション 東 佳子   ♪♪☆☆☆♪♪ 2件目ここから−−−−− 3大ブランドとは?とのことですが、日本のマーケットに限っての話で あれば、「ブルガリ」「カルティエ」「ティファニー」でキマリだと 思います。 ジュエリーのアンケート調査でも、ほとんどこの3ブランドしか名前 が出てこないという寂しい現状でした。 - - - ご投稿ありがとうございました。 皆様からのご投稿を歓迎いたします!ご自身の宝石にまつわるご経験や ご意見を4,500人とシェア(共有)しませんか? コレクション自慢など、なんでも大歓迎です。 ご希望の無い限りお名前(明らかにニックネームの場合は掲載)は掲載 しませんが、ご希望の場合にはお書き添え下さい。メールやURLの表 記も可能ですので、あなたのHPの宣伝にもなります。 尚、掲載に当 たっては編集を加えることがあります。 また、掲載が適わない場合も ございますので、ご了承下さい。  ▼ 連絡先 ofukumot@yk.rim.or.jp ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆ 2. 宝石学Q&A - ジュエリーの三大ブランドとは? - ∝∽∽∽∽ Q: ピンク、パープル、レッドのトルマリンをルベライトと呼ぶそうですが ピンクトルマリンはルベライトと判断してもよいのでしょうか? それともルベライトとは別に、ピンクトルマリンという別の石があるの でしょうか? ピンクトルマリンと呼ばれるもの仕入れたのですが、ルベライトと色も ほとんど違いがなく、どう区別していいものなのか迷っています。 A: 宝石の分類は、その宝石を構成する「化学組成」と「構造」によります。 鉱物の分類法と同じですが、宝石学では取引上の慣習や流通上の利便性 を考えて、鉱物学よりも柔軟な分類をしています。 例えばトルマリンは、鉱物学ではその組成によりウバイト、エルバイト ショール、ドラバイト、ビュールゲライト、リディコタイト等の種に分 類し、それらをトルマリン グループ(族)として総括しています。 しかし宝石学では微妙な化学組成を一石ごとに調べて分類することはせ ず、トルマリンと鑑別された宝石を、色に基づいて細分化しています。 ルベライトという名称は成分によって分類するといった科学的なもので はありませんから、その定義は人により多少異なります。何が正解とい う事はありません。 私はピンク、パープル、レッドのトルマリンは全てルベライトと呼んで 良いと考えていますが、ピンクはピンク トルマリン、そしてパープル とレッドに限ってルベライトと分類する考え方もあります。 ▼トルマリン http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/gem_encyclopedia/ta/tourmaline.html ▼宝石の分類 http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/gem_encyclopedia/ha/how_to_distinguish.html ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ご質問への返信が滞り気味です。順次お応えしておりますので、 返信の遅れをご容赦下さい。 ====★宝飾業界関係者様★=========☆発行人の会社が運営しています☆========= インターネット上の業者証、もうご取得ですか? ▼ 無料の業者証『ジュエリートレード・ロックID』のご申請はこちらです。 http://jtls.net/about_id.html ▲ 複数のジュエリー業界B2Bサイトに共通のID&パスワードでアクセス可能 空枠、ジュエリーケース、地金製品、シェルカメオなどの仕入れが出来ます。 ========================================================================== …………………………………………………………………………………… 敬称を省略しました。 …………………………………………………………………………………… ■[宝石学の世界] 192号 2004/03/23 ■Web site   ■配信システム:『まぐまぐ』  ■まぐまぐID:0000017866 ■受信アドレスの変更:旧アドレスは[購読解除]ページよりキャンセル  をしていただき、新アドレスをホームページより新規申し込みとして  ご入力下さい。 ■購読解除   ■発行人:福本 修   ■(C)Copyright 2004 by Osamu FUKUMOTO. All Rights Reserved. ■記事を許可なく転載することを禁じます。 ……………………………………………………………………………………