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エメラルドのオイル含浸のものと樹脂含浸のものを、見分ける方法というのは有りますか?

近年は、合成樹脂による含浸処理が主流です。

検知法:拡大検査、赤外線分光検査

オイル含浸の指標;

処理後数年以上(年数は正確には不明。恐らく10年以下では現れないのではと私は理解しています)を経ると、経年変化により退色し、フラクチャー中のオイルが茶色味を帯びて観察される場合があります。合成樹脂には見られません。

合成樹脂含浸の指標;

顕微鏡で、宝石の、対物レンズと反対のファセットが光を反射している状態で観察すると、ある角度で合成樹脂はオレンジ色に光ります。これをオレンジフラッシュと呼びます。天然オイルからは通常見られません(天然オイルからの報告例もありますが、私自身は見たことがありません)。

いずれも、多くの石を観察し、退色したオイルやオレンジフラッシュの見え方を理解していないと判断は難しいかもしれません。 オレンジフラッシュは、ダイアモンドのガラス充填処理の証拠として掲載している顕微鏡写真が有りますが、これに見え方が似ています。ダイアモンドの場合は色々な色が観察されますが、エメラルドの合成樹脂の場合はオレンジ色です。

                      

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