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オランダに旅行で行き、アムステルダムにあるガッサンダイヤモンドという伝統あるダイヤモンドの研磨工場を訪ねました。その時、耳慣れない用語を耳にしましたので教えて下さい。

ダイヤの色の表現です。

リバーとかトップ ウェッセルトンとかトップ クリスタルといった用語です。

婚約指輪を買ってもらった時に一通り勉強したのですが、その時はダイヤのカラーはDとかEとかFというアルファベットで表されると宝石店の店員さんに聞きましたが、リバーとかトップウェッセルトンなどの用語は全く聞かなかったので不思議に思いました。

ヨーロッパと日本の違いなのでしょうか?

ダイアモンドの品質を評価する方法(グレーディング)には、いくつかの方式があります。代表的な方式としてはGIA方式、HRD方式、SCAN方式(スカンジナビア方式)を挙げることができます。 HRDとSCAN方式はヨーロッパで多く、GIA方式はアメリカと日本など、ヨーロッパ以外で多く用いられています。

どのような方式であれダイアモンドの品質を評価するという同じ目的で開発されたものですから、大体において互換性があるのですが、用語に若干の違いがあります。

ご質問の色を表現する用語も違いのひとつで、リバーやトップ ウェッセルトンといったカラーの品質(カラーグレード)を示す用語は、SCAN方式で用いられています。日本人に親しまれているGIA方式ではD,E,Fなどのアルファベットでカラーグレードを表現していますので、両者の対応表を後段に記します。

グレーディング方式ごとの最も大きな差異はカット評価でしょう。その他、クラリティ表現でGIAが“I”(included)を用いているグレードを他のふたつの方式では“P”(ピケ:pique:仏語:“虫に食われた”といった意味)で示しています。HRDではP1とP2はI1とI2を併用していますが、P3に関してI3はありません。またGIAやSCANではフローレス(FL)とインターナリーフローレス(IF)を分けているグレードを、HRDはFLとIFを合わせてルーペクリーン(loupe-clean)あるいはフローレス(flawless)としています。

GIA・HRD・SCAN対比表

GIAのカラー表現 GIA HRD SCAN
カラーレス D Exceptional White+ River+
E Exceptional White River
F Rare White+ Wesselton+
ニア カラーレス G Rare White Top Wesselton
H White Wesselton
I Slightly Tinted White Top Crystal
J Crystal
フェイント イエロー K Tinted White Top Cape
L Cape
M Tinted Colour Light Yellow
ベリーライトイエロー N
O
P
Q
R Yellow
ライトイエロー S〜Z

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