▼ INDEX 1. Hill street (ヒルストリート) 2. ご投稿記事 - 『宝石学の世界』が取り持った縁 by 工房 cobi. - 3. 宝石学Q&A - どっちが良いアイオライト? 4. Picked Up News …………………………………………………………………………………… ====広告================================================================== o。○o宝飾業界関係者様o ○。○o 。インターネットで仕入れをしませんか?o ○。o登録無料o。 ========================================================================== ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆1. Hill street (ヒルストリート) ∝∽∝∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝ 宇宙飛行士、若田光一さんの名を多く耳にするこの頃だけれど、私は今 でもスペースシャトルが飛び立つ度に15年前の悲劇を思い出し、テレ ビカメラが追えなくなる程高くシャトルが舞い上がるまで、息を潜めて しまう。勿論そんな事をしてもミッションの成否に関わりがない事は分 かっているけれど。離陸後1分13秒後に爆発したチャレンジャー号に は、日系米国人として初めてシャトル搭乗員に選ばれたオニズカさんが 乗って居られたので、私はT.V.に映るライブ中継を見つめていたのだ。 ロサンゼルスのリトル東京には、彼を記念してONIZUKA STREETがある。 安心堂さんのロサンゼルス店の前だ。 さて、宝石の話。オニズカ通りから10分ほど西に向かって歩くとヒル ストリートにぶつかる。ここはロサンゼルスの宝石取引の中心地。中小 のモールがこの道沿いに多数有り、建物の中では小規模事業者達がブー スを連ねている。アジア系の事業者はカラードストーン、中東系の事業 者はイエローゴールド製品を扱っていることが多い。色石裸石、ダイア モンド裸石、製品、半製品、模造石、合成石、処理石、パーツ、ジュエ リーメーキング用工具やワックスなどジュエリーに関わるものなら何で も手にはいる他、ラボも近くにあり、宝飾業界の人間には便利な一角。 下のURLにこの界隈とブースの様子を掲載した(約140K)。 ▼ 最近の更新項目より ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆2. ご投稿記事 -『宝石学の世界』が取り持った縁 by 工房 cobi.∽ 読者の方からのご投稿記事です。ここから------------ 新年あけましておめでとうございます。 本年も、『宝石学の世界』 購読楽しみにしております。 昨年7月、当工房の個展情報を掲載いただき、ありがとうございました。 人の縁のありがたさを感じます。 おかげさまで個展開催中に『メルマガをみて来ました』 という方が、何人もいらっしゃいました。 その中に、静岡県出身の25歳の女の子がいました。 彼女は、パソコンを持っていません。 友人が、 『宝石学の世界』記事をプリントアウトして郵送してくれたそうです。 その記事を手に握り締め、彼女はやってきました。 はじめは、おずおずとした態度の彼女でしたが、 話しかけるうちに、彼女がアクセサリー・宝飾品の製作者になりたいという 希望をもっていることがわかりました。 後日、ファンレター(?!)らしき手紙を受けました。 それは、『作り手になりたい』という彼女の熱意が伝わるものでした。 現在、彼女は当工房のアルバイトとして 大変よく働いてくれています。 彼女のようなよい人材にめぐり合うことが出来たのも 『宝石学の世界』、福本様あってのことと、感謝しております。 ありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 現在 工房cobi.は 第2回個展を神戸・元町で開催中です。 お近くの方は是非お越しください! 「プラチナ専門ブランド『Horizon Blue』をスタートさせました」 ● 会期: 2001年1月6日〜1月31日  11:00〜19:00  月休 ● 会場: 『SOIGNEUX』(ソワーニュ)  Tel 078-321-2233  神戸市中央区三宮町3-9-20南泰ビル7F       JR・阪神『元町』駅東口→南へ横断歩道→すぐ東へ横断歩道 →車道沿いに東へ徒歩1分右手 →1Fに『SHIPS』(アパレル店)のはいっているビル ● 主催: 工房 cobi. (こび)       代表 凪 恵美子 (多摩美術大学 芸術学科卒)       tel/fax 078-805-1560       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 読者の方からのご投稿記事。ここまで------------ ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆3. 宝石学Q&A - どっちが良いアイオライト?- ∽∽∝∽∽∽∽∝ Q: 最近、アイオライトを使用した指輪を購入いたしました。 お店で見た商品は、どちらかというと薄いブルーで、光の具合で、濃紺 に見えたり、赤紫や、ほとんど透明に近い灰色がかった色に変わり、と ても気に入ったのです。 しかし、サイズが合わなかったため、異なるサイズの別の指輪と交換し てもらいました。交換は製造元で行ったため、その時点では元の指輪は 宝石店から製造元に返しています。 そして、取り寄せた指輪に使用されていた石は、濃い紺色で、思ったよ うに変色しません。 お店の人からは、アイオライトとしては、最初から薄いブルーより、濃 いブルーの方が、石としては良いものだと説明を受けたのですが、 私としては、光の加減で綺麗に変色するところが気に入って購入したの で、どうしても納得がいきません。 アイオライトの特徴についての濃いブルーの方が、薄いブルーより品質 がよいというお店側の説明は本当に正しいのでしょうか? A: 透明な色石のもっとも大きな価値決定要因は、石の色目です。どのよう な色目が良い色なのか?それは、もっとも美しい色が良い色目であり、 品質が、あるいは価値が高いということが云えます。しかし、いわずも がな、審美眼に個人差がある以上、ある色石ディーラーが価値を認め、 高値がついた宝石があったからといって、その石の品質(色)が、全て の買い手にとって良いとは限りません。 つまり宝石店の方の説明に因らず、 あなたの良いと思っている石が、 あなたにとってより価値の高い石なのです。 しかしこれは 恐らくあなたが求めておられる回答ではありませんね。 アイオライトのカラーグレードに関する一般的な話を簡潔にします。 薄すぎる色よりは、しっかりと色の出ている方が高く評価されます。 ただし、濃すぎると光の加減によっては黒っぽく見え美しくありません から、価値は減じます。 またアイオライトは多色性という性質がとても強く、観察する方向に よってはほぼ無色に見えますので、石を真上から見たときに、あるいは 軽く左右に振った程度で無色にならないようにカットされている必要が あります。通常カッターはそれを心得ていますので問題は無いでしょうが。 ▼ アイオライト ====広告================================================================== ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ☆宝飾専門電子商店街  あります!素敵な宝飾    ★ ジェムランド ★★☆ WWW.GEM-LAND.COM ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  。o ○。○o宝石オークション開催中。o ○。○ ========================================================================== ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆4. Picked Up News ∝∽∝∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽∝∝ GIAのボヤージャン学長及びリサーチ部門のディレクター、シグレー 博士は、1月10日にホワイトハウスで開催されたコンフリクト(紛争) ダイアモンドに関する公聴会に出席した。化学的な、あるいは物理的な 分析により研磨済みダイアモンドの産地を特定できるか、などについて 意見を求めれた模様。 ▼ GIAウェブサイト ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ …………………………………………………………………………………… ■ご意見、ご感想、ご質問などお待ちしています!  ご意見などは、極力紙面に反映させます。  ご連絡いただいた内容は、特におことわりを頂かない限り、弊誌上で  編集の上紹介させていただく場合がございます。お名前、mailアドレ  スは、特にご希望が無い限り掲載致しませんが、お名前をお書き添え  頂ければ幸いです。ニックネームも合わせてお書きいただいた場合に  は、そちらは掲載いたします。 宛先:   ご質問へのお応えは、業務上の必要や、個人的な興味からの疑問にお  応えするべく行っているものです。許可無く第三者への電子メールに  よる回答、公開に利用する事はお断りしております。必要な場合はそ  の旨ご連絡下さい。 …………………………………………………………………………………… ■[宝石学の世界] 60号 2001/01/16 ■Web site   ■配信システム:『まぐまぐ』  ■まぐまぐID:0000017866 ■受信アドレスの変更:旧アドレスは[購読解除]ページよりキャンセル  をしていただき、新アドレスをホームページより新規申し込みとして  ご入力下さい。 ■購読解除   ■発行人:福本 修   ■(C)Copyright 2000 by Osamu FUKUMOTO. All Rights Reserved. ■記事を許可なく転載することを禁じます。 ……………………………………………………………………………………