INDEX 1. ご投稿記事 - 琥珀の間 - ====PR:発行人の会社が運営しています==================================== ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ☆宝飾専門電子商店街  あります!素敵な宝飾    ★ ジェムランド ★★☆ WWW.GEM-LAND.COM ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  http://www.gem-land.com/ 。o ○。○o宝石オークション開催中。o ○。○ ========================================================================== ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆ 1. ご投稿記事 - 琥珀の間 - ∝∽∝∝∝∽∽∝∝∝∽∽∝∝∝∝∽ サンクトペテルスブルグのエカテリーナ宮殿を訪ね、琥珀の間を見て きました。 真っ先に思ったのは「生き物の内部にいるみたい‥」、 つまり、「ちょっと気持ちわるっ!」ってとこでしょうか。 そんなに大きい部屋ではありませんが、びっしりと琥珀が‥‥。 と思いきや、天井近くの壁は、並べた琥珀そっくりな絵になっていま した(笑) しかし、細部を良く見てみると、裏からのカービングが施されている ところもあり、装飾に関する徹底には感心するばかりです。 個人的に興味をもったのは、並んで陳列されていた修復のための デザイン画と完成品ですね。 ちなみにガイドが説明してくさましたけど、当時ドイツから寄贈された この部屋のお返しに、ロシアがドイツに贈ったものは生きた兵士50人 だったそうな(笑)。さすが! 中條 賢子 QWAN主催 http://www.qwan.jp/ - - - 中條さんからお送りいただいた写真(最近の更新項目より) http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/ ▼「琥珀の間」の豆知識 歴代ロシア皇帝の夏の離宮であった「エカテリーナ宮殿」にある琥珀の 間。琥珀で内装が施された部屋であり、世界にも類を見ないものである だけに、宝石好きの皆様ならばその存在をご存じだろう。 エカテリーナ宮殿はサンクトペテルブルクの南24kmにあるツァール スコエ・セロ(皇帝の小さな村の意)にある。 琥珀の間に使用された琥珀の総重量は6トン、約10万個に及ぶが、エ カテリーナ2世が祝典応接室の名目で1770年に完成させた。ドイツ からも多くの琥珀が寄贈されたであろう。エカテリーナ2世はこの部屋 をこよなく愛し、自らの許しがなければ入室を認めない禁断の部屋とし たという。 琥珀の間には4枚のモザイク画がある。東に2枚、北と南に各1枚ずつ である。1枚ずつのモザイク画にはテーマがあり「視覚」「聴覚」 「味覚」「触覚と嗅覚」というように人間の5感をあらわしているが、 中條さんからお送りいただいた写真の中にも写っている。 しかし、この琥珀の間は1941年ナチス・ドイツによって解体され持 ち去られ、今尚その所在は不明である。現在のエカテリーナ宮殿にある 琥珀の間は、ロシアが国家を挙げて復元した。サンクトペテルブルクに 建都300年、ドイツ軍に持ち去られてから62年後の2003年5月 のことである。復元には24年かかった。 この式典がフランス、エビアン サミットの前だったこともあり、小泉 首相をはじめ各国首脳が集まった事はまだ記憶に新しいと思うが、その 際琥珀の間も各国首脳に披露され日本のテレビでも紹介されたのでご覧 になった方もいらっしゃるのではないか。もちろん招待された首脳の中 にはシュレーダー独首相も含まれている。確かにドイツによって持ち去 られた琥珀の間だが、復元に際し、大きな資金提供をしたのもドイツで あるそうだ。 1000万年以上の時を掛けて化石化した樹脂である琥珀にとって、こ れら300年足らずの間に起きた出来事は一瞬のうたかたかもしれない が人にとって激動の時代を駆け抜けた感想を、これら無言の証人達に聞 いてみたいものだ。 ※参考:ロシアの秘宝「琥珀の間」伝説     (重延 浩著/日本放送出版協会(NHK出版)) - - - 皆様からのご投稿を歓迎いたします!ご自身の宝石にまつわるご経験や ご意見を4,500人とシェア(共有)しませんか? コレクション自慢など、なんでも大歓迎です。 ご希望の無い限りお名前(明らかにニックネームの場合は掲載)は掲載 しませんが、ご希望の場合にはお書き添え下さい。メールやURLの表 記も可能ですので、あなたのHPの宣伝にもなります。 尚、掲載に当 たっては編集を加えることがあります。 また、掲載が適わない場合も ございますので、ご了承下さい。  ▼ 連絡先 ofukumot@yk.rim.or.jp ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ご質問への返信が滞り気味です。順次お応えしておりますので、 返信の遅れ、ご容赦下さい。 ====★宝飾業界関係者様★=========☆発行人の会社が運営しています☆========= インターネット上の業者証、もうご取得ですか? ▼ 無料の業者証『ジュエリートレード・ロックID』のご申請はこちらです。 http://jtls.net/about_id.html ▲ 複数のジュエリー業界B2Bサイトに共通のID&パスワードでアクセス可能 空枠、ジュエリーケース、地金製品、シェルカメオなどの仕入れが出来ます。 ========================================================================== …………………………………………………………………………………… 敬称を省略しました。 …………………………………………………………………………………… ■[宝石学の世界] 187号 2004/02/17 ■Web site   ■配信システム:『まぐまぐ』  ■まぐまぐID:0000017866 ■受信アドレスの変更:旧アドレスは[購読解除]ページよりキャンセル  をしていただき、新アドレスをホームページより新規申し込みとして  ご入力下さい。 ■購読解除   ■発行人:福本 修   ■(C)Copyright 2004 by Osamu FUKUMOTO. All Rights Reserved. ■記事を許可なく転載することを禁じます。 ……………………………………………………………………………………