▼ INDEX 1. ご投稿記事 - どれすでん・グリーン - 2. ご投稿記事 - 「平凡の中の非凡 興味深い長石たち」を読んで - 3. 発行人敬白 …………………………………………………………………………………… ====PR:発行人の会社が運営しています==================================== ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ☆宝飾専門電子商店街  あります!素敵な宝飾    ★ ジェムランド ★★☆ WWW.GEM-LAND.COM ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  http://www.gem-land.com/ 。o ○。○o宝石オークション開催中。o ○。○ ========================================================================== ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆ 1. ご投稿記事 - どれすでん・グリーン - ∽∽∝∽∝∝∽∝∽∽∽ しばらくご無沙汰でしたが、ご投稿の常連、たぬたぬ さんからの ご投稿記事を紹介します。 ご投稿ここから- - - ここ最近、世界各地で大雨が降り、大洪水がおきていることは、みな さまもよくご存知かと思われます。先日もチェコのプラハ、ドイツの ドレスデンでは100年ぶりといわれるほどの大洪水に見舞われたと か・・・。たぬたぬが、ドレスデンを訪れてからまだ1ヶ月しかたっ ていないというのに、あの美しく悠々と流れるエルベ川が氾濫すると は、いくらたぬたぬでも予測はできませんでした。 ということで、今回のたぬたぬの宝石レポートはドレスデンからお伝 えいたします。7月下旬、急な出張命令が出た私は、3日間で準備を 終え、4日後には機上の人となっておりました。 今回の行き先は ドイツ・ドレスデン。ガイドブックにもたったの3ページぐらいしか のっていません。 周りの人の情報だと、旧東ドイツでとても歴史の ある美しい街だとか・・・。 とりあえず、今回も仕事ですから、 仕事の準備は万全に、お菓子は1,000円以内で、着替えは極力少なく、 ということで12時間のフライト プラス 4時間乗り換え待ち時間 (空港内の椅子で爆睡)を経て無事にドレスデンに着きました。着い たのは現地時間で真夜中。7時間の時差をものともせず、すぐに眠り につきました。 翌日はとてもいい天気でした。 早速、美術館に出かけました。 (言い訳っぽいですが、この日の夕方からちゃんと仕事をしました よ・・・。) 美術館の名前は、アルベルティーヌム(Albertunum)。 いくつかの 展示カテゴリーによって館の名称が色分けされています。その中の、 「緑の部屋:grunes  Gewolbe」 と呼ばれる館は、ザクセン王家の 財宝コレクションが収集されています。 かつて数々の財宝を収めて いた部屋が緑色で装飾されていた頃ころからついた名前だとガイド ブックに書いてありました。 実にさりげなく、とても高そうな美術品、工芸品、宝石があふれる この館は、はっきり言って4.5ユーロ(1ユーロ120円くらい) という入場料はとてもお得です。写真を堂々と写したい方にはさらに 写真撮影許可証を5.1ユーロで入場の際に受付でお求めくださいませ。 さて、館内に入りましたところ、すごく大きな宝石のついたジュエリー というか、工芸品に囲まれることになり、興奮気味に館内をウロウロと 徘徊していると、とても唐突に、ほんとにさりげなく「ドレスデン・ グリーン」はそこに存在していました。説明書きが全てドイツ語である ために、なかなか何がどう由緒あるのかよくわかりませんけれど、たぬ たぬの野生のカンによると、とてもすごい宝物のようです。なぜって色 が普通じゃないんです。こんな色の宝石は見たことも聞いたこともない し、何よりキラキラって光っているのです。色は限りなく透明に近いけ れど、南国の海の色のような青みがかった緑色をしていて、かなり大き な石です。 どうやら41カラットほどの何かみたいです。私は英語で 係員に訊ね、係員はドイツ語で返事をするというとても不思議なやりと りがあった後、それは、世界でもとても有名な「ドレスデン・グリーン」 と呼ばれるダイヤモンドであることが判明しました。 でも、そんなに 有名なダイアモンドなのに、この警備の軽さはなに?と心配になるほど、 実に実にさりげなく、他のコレクションと大差なくガラスケースに収め られて陳列されていました。私は何度もデジカメのシャッターを押し、 ガラスケースにカメラのレンズがくっつくほど近づいたりしながら何枚 も撮ってのですが、ひとつもほんとに満足に撮れたものがありません。 その中でもかろうじてなんとか形と色だけは識別できる物を選びました のでご覧下さい(※)。 ボケていますが、色だけは現物の色をよく写 しています。美術館で堂々と写真を撮れるっていうのは珍しいことかも しれません。1年ほど前に報告した、ロンドン塔の財宝館よりずーーと たくさんの財宝がありますし、「見せてあげてるでしょ」みたいな雰囲 気もなく、実に落ち着いてゆっくりと堪能できます。 この「緑の部屋」に収められている財宝(ほんとうに財宝と呼ぶのにふ さわしいもの!!)の数々は、いったいどれぐらいの時間とお金をかけ て集めたものなのでしょうね? ダイヤモンドだけではなく、ルビー、 真珠、エメラルド、サファイア、珊瑚などなど、ほんとに今まで見た事 もないような大きさのものや美しい装飾がほどこされたものが数多くあ りました。 ドレスデンは観光名所や美術館が1ヶ所に集中していますし、路面電車 でかなり自由に動けます。ドイツ料理はおいしいし、街はきれいで安全 なので、一度は訪れる価値のある場所だと思います。 by たぬたぬ ご投稿ここまで- - - ※ 頂いたドレスデングリーンの写真はこちら[最近の更新項目]より   見られます。 http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/ - - - 皆様からのご投稿を歓迎いたします!ご自身の宝石にまつわるご経験や ご意見を3,900人とシェア(共有)しませんか? コレクション自慢など、なんでも大歓迎です。 ご希望の無い限りお名前(明らかにニックネームの場合は掲載)は掲載 しませんが、ご希望の場合にはお書き添え下さい。メールやURLの表 記も可能ですので、あなたのHPの宣伝にもなります。 尚、掲載に当 たっては編集を加えることがあります。 また、掲載が適わない場合も ございますので、ご了承下さい。  ▼ 連絡先 mailto:ofukumot@yk.rim.or.jp ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆ 2.ご投稿記事-「平凡の中の非凡 興味深い長石たち」を読んで- ∽ こちらも時折ご投稿を頂いている、東さんからのご投稿記事を掲載しま す。 ご投稿ここから- - - Vol.127-20020702 1. ご投稿記事 -「平凡の中の非凡 興味深い長石たち」- を読んで。。 東 佳子 私も何故かブルームーンストーンとレインボームーンストーンは好きな 石です。 レインボームーンストーンはアリゾナ州のツーソンにてこんなに綺麗な のねと感激した事があります。 まったりとした石の中で虹が浮かんでいるような様でした。 ブルームーンストーンは私の持つイメージは冷たい月という感じです。 冷たい月って何だろうって思うかな?ふっとそんな言葉が思い浮かんだ 私です。 日本ヴォーグ社から出ている「366日の誕生石の本」の中で ブルームーンストーンの石のメッセージは”大人の愛”だそうです。 株式会社 エノク ミュージアム コレクション YOSHIKO.AZUMA Internet-site   http://www.enoch.jp e-mail       yoshiko@enoch.jp ご投稿ここまで- - - ☆∽∝∽★∝∽∝∽∝☆∝∽∝∽∝∽∝☆∝∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∽☆ ◆ 3. 発行人敬白 ∽∽∝∽∝∝∽∝∽∝∝∝∽∝∽∝∝∝∽∝∽∝∝ およそ一ヶ月間、休刊をさせていただきました。休刊中の目立った話題 といえば、デ・ビアス LV(デ・ビアスとルイ・ヴィトン等の高級ブ ランドを擁するLVMHのジョイントベンチャー)による、ロンドン店 が今年11月、そしてニューヨーク店は2004年に開業するというニュース でしょうか。 その他、東京にもオープンするそうですが、子細はまだ 発表されていません。一日に開業したルイ・ヴィトン表参道ビルにでも 売場を置く戦略なのか、とも想像しますけれど..。余談ながら、開店初 日の売上げは1億2,500万円、世界中にあるルイ・ヴィトンの1店 当たりの日商の最高記録であったそうです。ブランド強しですね。 デ・ビアス LVによる直営店の経営は、鉱山会社の、最終消費者への 直販ということで注目を集めています。これは、シェアの低下に歯止め のかからないデ・ビアスが、デ・ビアスと銘打った(物理的にダイアモ ンドに刻印されている)ブランド ダイアモンドを自ら販売する事で利 潤を確保しようという戦略に沿ったものです。 鉱山会社から最終消費者への直販として最初に例は、弊誌でも当時お伝 えしましたが、2000年10月、BHP(現BHPビリトン)が最初 に開始しました。これはネットと電話により、店舗を介しない販売でし たが、芳しい成果はあがっていません。 BHPビリトンは世界有数の 鉱山会社であり、デ・ビアスやLVMHと比較して、決して見劣りする 企業規模ではありませんが、今回は、世界で最も著名なダイアモンド ブランドといえるデ・ビアスと、最終消費財市場の覇者のひとりである LVMHという、それぞれの業界の勝ち組同士からなるだけに、業界へ の影響は大きなものがあります。もっとも彼らの扱うジュエリーはハイ エンド(高級なジュエリーの意。ハイジュエリーという表現を見聞きす る事もありますが、和製英語で、とても奇異に感じます)に特化される ことでしょうから、一般の宝飾店への影響はほとんど無いと想像します けれど。しかし、今後、ブランド ダイアモンド(例えばエカティの楓 ロゴ付きダイアモンドや、ダイアヴィック鉱山(カナダ)の操業に伴い 流通量の増加が確実なノースウェスト準州の産地証明書付きダイアモン ドなど)に対するニーズが有る程度醸成されてくるのであれば、取り組 みについて検討する必要はあるのでしょう。 ともかく、今週より発行を再開致しましたので、またご愛顧下さいます よう、お願い致します。 福本 ▼ 関連記事 http://www.gem-land.com/news/de_beers_nyc.html http://www.gem-land.com/news/canadian_diamond.html …………………………………………………………………………………… ====★宝飾業界関係者様★=========☆発行人の会社が運営しています☆========= インターネット上の業者証、もうご取得ですか? 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