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メキシコにシマウマはいるか?

以前アメリカとの国境沿いの町、メキシコのティワナ(あるいはティファナ)で面白いものを見た。
 
サンディエゴから車で20分も南下するとメキシコとの国境だ。うっかりすると車で国境に進入してしまうけれど、通常の保険はメキシコ内をカバーしないから、国境沿いの駐車場に車を停め、徒歩で国境を越える、というのが一般的なティワナの訪れ方だろう。
 
町に入ると多くの観光客が軽装であるいており、活気がある。日本人とアメリカ人が多い。 『メキシコ オパール』や『オパール センター』といった日本語の看板も目にする。また町の一角には昼間から売春婦達が幾人も立ち、客待ちをしている界隈もある。彼女達の多くは仲間と笑顔でおしゃべりをしていて、屈託が無く実に堂々としている。中には編物をしながら客待ちをしている女性もいた。何を編んでいるのか見るとはなしに見ると、幼児用と思しきズボンだった。むろん、面白かったのは彼女たちではない。
 
更に歩を進めてファーストフードの屋台、似顔絵書き、団体客を連れ込む大きなお土産屋、Tシャツ屋といった、観光地にある典型的な店を冷やかしていると、シマウマに引かせる馬車があった。
 
「馬車に乗り、記念写真をどうですか?一回XXドル。安いよ!!」
と商人が声をかけている。
 
「ハテ、メキシコにシマウマは居ただろうか?アフリカ固有の生物ではなかったろうか?」
と私。
 
近づいてみると、なんとロバに白いペンキで縞々が塗ってある!染色ロバである!ペンキで塗っているのは明瞭なのだが結構繁盛していて、その馬車の前を通る度に、大抵アメリカ人らしい観光客がニコニコとカメラに収まっていた。まさか本物のシマウマとは誰も思うまいから、ペンキが塗られたロバ、あるいはこの商売そのものが面白くての利用なのだろう。
 
そういえば私も染色と知りながら、面白い染色石を見るとつい買ってしまう。
染色として売っている場合も、何も表記無く販売されている場合もある。
もちろん後者はいけないことだが、ローズクオーツのビーズには比較的多く見る。
先日、チャロアイトを模倣した染色ハウライトを買った。チャロアイトとは紫色で、独特の模様が美しい宝石だ。不透明で、彫刻材としての利用が多い。さてこの染色ハウライト、独特の模様までかなり上手に模倣していてなかなか良くできている。
チャロアイト風染色ハウライトの写真

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